日南市役所に「飫肥杉課」を設置！

4月2日、日南市役所に
「飫肥杉を核としたまちづくり推進プロジェクトチーム」が設置された。
通称　「飫肥杉課」

その目的は、
日南市の歴史ある地域資源である「飫肥杉」を再評価・再認識し、「飫肥杉」を核とした各種活性化策を市民との協働により企画、立案、実行するため。

飫肥杉課は、次の２つの課題に取り組む。
■「飫肥杉を核としたまちづくり」を市民と協働で実現すること。
■「にちなん飫肥杉」のブランド化を図り、利用を促進し、新たな需要を開拓すること。

そして、4月18日、飫肥杉課メンバーに谷口市長から辞令が交付された。
メンバーは9人。
ボクが野球好きだからではないが、たまたま9人なのだ。
野球に例えると、谷口市長が監督で、奥田副市長がヘッドコーチってトコ。

それでは、その飫肥杉ナインをご紹介♪


1番サード：マエダ
飫肥杉課のキャプテン
「商店街打法を駆使した
切り込み隊長！」
■飫肥杉課長
　兼まちづくり班長
■商工観光課長補佐
　兼商工業政策係長



2番ファースト：オカモト
「歴史的なバントと
文化的な流し打ちが魅力！」
■飫肥杉課長補佐
　兼まちづくり班副班長
■生涯学習課長補佐
　兼文化係長




3番キャッチャー：クロイワ
「守りの要、チーム全体を
見渡す司令塔！」
■飫肥杉課長補佐
　兼まちづくり班メンバー
■協働推進課長補佐
　兼協働推進係長




4番レフト：クラオカ
「日本人離れしたパワーと
○○○の若き主砲！」
■飫肥杉課技師
　兼まちづくり班メンバー
■建設課計画係技師





5番ショート：タガミ
「堅実な守りと甘いマスクで
女性ファン急増中！」
■飫肥杉課指導主事
　兼まちづくり班メンバー
■学校教育課教育係
　指導主事




6番ピッチャー：マツヤマ
飫肥杉課の副キャプテン
「チームの勝敗のカギを握る
不動のエース！大黒柱！」
■飫肥杉課長補佐
　兼利用促進班長
■農林水産課長補佐
　兼林業政策係長



7番ライト：ナカガワ
「好プレーを連発する天才肌の
ムードメーカー（愛妻家）！」
■飫肥杉課主査
　兼利用促進班副班長
■商工観光課観光交流係
　主査




8番センター：ヤマグチ
「俊足を武器に広い守備範囲
で試合を設計する職人！」
■飫肥杉課主任技師
　兼利用促進班メンバー
■建設課営繕建築係
　主任技師




9番セカンド：カワノ
飫肥杉課のマネージャー
「ヘッタクソな守備と
弱々しい打撃が不安…」
■飫肥杉課主任主事
　兼利用促進班メンバー
■商工観光課商工業政策係
　主任主事


「チームワークで頑張るゾ！　おぉーーっ！」
～今日のおまけ～

飫肥杉課の辞令交付式での、谷口監督（市長）の訓示のすべてをご紹介！

「飫肥杉を核としたまちづくり推進プロジェクトチーム」の設置、そして辞令交付式にあたり、訓示する。

本市は、旧飫肥藩で４００年近い歴史を持つ日本有数の林業地である。伊東氏は１５８７年飫肥藩主に封ぜられたが、大変厳しい藩の財政を立て直すため、１６００年始めから山林や原野にスギの挿し木をして植林を行ったのが飫肥林業の始まりと言われている。
飫肥杉は、４００年以上もの長きに渡り、本市の歴史・文化を育み、産業の振興と活力の源であった。

しかしながら、本市林業を取り巻く情勢は、戦後に植林された杉のほとんどが伐期を迎えているものの、林業従事者の高齢化や後継者不足に加え、木材需要の伸び悩みに伴う木材価格の長期に渡る低迷などにより、大変厳しい状況が続いている。

そのような中、明るい兆しも見えつつある。
昨年末の木材市では、１㎥当たり平均価格が２年ぶりに１万円台に回復し、一昨年前に比べると２０００～３０００円高であった。
また、テクノセンター事業における、昨年末の「エコプロダクツ２００６」における飫肥杉利活用の提案を契機として、県内ばかりでなく全国からも注目される存在である。

今後は、特に日南市民の飫肥杉に対する注目度を高めていくことが、まちづくりや景観形成の面からも強く求められている。

さらには、絶好の機会がある。
堀川運河周辺の整備においては、すでに飫肥杉製の見事なボードデッキが供用を開始し、今後は、シンボル緑地に先行して、その中心的存在である飫肥杉製の屋根付き橋が、今月から本格工事着工となり、７月末頃には完成予定となっている。
また、景観条例や景観計画の制定により、町並みへの飫肥杉による修景制度も導入したところである。

このような状況の下で、今が、地域資源「飫肥杉」に、そして、まちづくりに、さらに関心と愛着を深めるための絶好の契機と捉え、本プロジェクトチーム、通称「飫肥杉課」を設置した。
メンバーの皆さんは、各所属課における通常業務と並行して、飫肥杉課の業務を担当することとなる。　各種活性化策を市民との協働により企画、立案、実行してほしい。

今年を「飫肥杉再生元年」と位置付け、全庁的そして全市的に一丸となって取り組んでいきましょう。
本市の将来を担う子ども達が、「私たちのふるさとは飫肥杉のまちです！」と胸を張って言えるような未来を築いていくために。